大量絶滅もありえる地磁気(磁場)逆転の脅威! 地球の南北はいつか必ず反転する★

「北」が “北”、「南」が “南” であるのは果たして地球誕生から続く不変のことなのでしょうか。
実はそうではありません。
「地磁気逆転(磁場逆転 または ポールシフト)」といわれ、地球の地磁気(磁場)は太古より北と南をコロコロと入れ替えてきました。
現在判明している直近の反転劇は 約 77 万年前とされているので、当然誰も経験したことはなく、資料なども残されておりませんが、世界各地で地質調査や研究などを繰り返すことにより少しずつその詳細が明らかになりつつあります。
地球の南北が入れ替わるのは、単に方位磁石が逆を指し示すってなだけの単純な問題ではなく、あらゆる生態系に深刻な影響を及ぼし、ひいては動植物の大量絶滅・人類滅亡の可能性も危惧されています。
てことで、逆転云々の前に、まずは「地磁気(磁場)」とは何なのか、から見ていきましょう。
地球の「地磁気(磁場)」って何?

【地球は一つの大きな磁石である】
16 世紀、イギリスの医学博士ウィリアム・ギルバートは研究や実験を通してそう結論付けました。
この「地磁気」についてはまだまだ未解明な部分も多いようですが、日々の調査や研究の積み重ねによって少しずつその詳細が明らかになってきています。
地磁気は地球内部の外核で液体のニッケルと鉄が流動することによって発生するとされており、生成された地磁気は地球全体をスッポリと包み込むことによって有害な宇宙線などから我々をガードしてくれています。(画像 1 ~ 3)



減少し続ける地磁気(磁場)
地球上のあらゆる事象に大きく関与してるとされる地磁気ですが、ここ 200 年のデータから急ピッチで減少していることがわかっており、仮に今のペースで減り続けばあと 1000 年で消失するといわれています。
※ グラフ 気象庁地磁気観測所公式サイトより

地磁気(磁場)の生物への影響

現在では各種研究も進み、渡り鳥、ミツバチ、イルカ、など一定の生物には地磁気を感知するための器官であろうとされる “体内磁石” の存在が確認されています。
我々「ヒト」は地磁気を感知するセンサーこそありませんが、ちょっとした知恵や小さなコンパスさえあれば方角に迷うことはありません。
ただ、善しにつけ悪しきにつけ、地磁気が生態系にどういった影響を与えているかはまだまだ未解明な部分が多く、更なる研究やデータの積み重ねが必要とされています。
【チバニアン】 千葉県の地層でも証明された地磁気(磁場)の逆転★
「千葉セクション」ともいわれ、77 万年前の逆転を証明する地層が日本の千葉県、養老川沿いで発見されました。
※ 写真: Wikipedia より
それにちなみ、約 77 万年前 ~ 13 万年前の地質時代が「チバニアン」と命名 され、2020 年 1 月には国際地質科学連合の会合により正式承認もなされました。

【参考動画】 (ANN NEWS)
〖「チバニアン」 地質学上の時代名に正式決定(20/01/17)〗
地磁気逆転(磁場逆転)の周期(サイクル)

太古からの長いスパンでみると平均 20 万 ~ 30 万年ごとに逆転劇を繰り返してきたようですが、4000 万年逆転しなかった時期もあれば、300 万年に 78 回(平均の約 5 倍)も逆転した時期もあって、サイクルに安定感はないようです。
これについてもいまだ原因は解明されておらず今後の研究課題のひとつでしょう。
ちなみに約 589 万年前 ~ 現在に至るまでの正逆の磁極期は大きく 4 つに分類され、それぞれに著名な研究者の名が冠されております。
ギルバート期(ウィリアム・ギルバート) ➡ 約 589 万年前 ~ 358 万年前
ガウス期(カール・フリードリヒ・ガウス) ➡ 約 358 万年前 ~ 258 万年前
松山期(松山基範) ➡ 約 258 万年前 ~ 77 万年前
ブリュンヌ期(ベルナール・ブリュンヌ) ➡ 約 77 万年前 ~ 現在
松山基範(まつやま もとのり) 氏 とは

地磁気逆転(磁場逆転)の開始から完了に至るまで
通常は 1000 年単位のゆっくりしたスピードで逆転するとされていますが、2014 年の研究発表で、前回の逆転は約 100 年で完了したということが明らかにされました。
ある朝起きたら北と南が逆転していた、などということはまずありえないですが、地球史レベルからすると 100 年というのは超高速といえるでしょう。
地磁気逆転(磁場逆転)が生命体に何らかの悪影響を与えるとするならば、この反転スピードは間違いなく脅威といえます。

逆転途中における地磁気(磁場)の消滅
地磁気は逆転の課程において減少を続けていき、ある一定期間は完全に消滅するとされています。
台風に例えるならば「目」に突入したようなものでしょうが、台風の場合とはちがって地磁気逆転についてはこの期間が最も危険だといえましょう。
地球の磁気シールドが消失することによって有害な太陽風や宇宙線をまともに浴び、生命体は絶滅に近い深刻な影響を受けるだろうと多くの専門家は論じています。

とはいえ、生命体に有害な放射線などはその大半が分厚い大気に吸収されるため深刻な影響には至らないだろう、といった一部意見もあり、見解の統一はみられません。
ただ、磁気圏の性質が変化することによる気候変動など間接的に受ける影響の大きさについては異論がないようです。
最後に

まだまだ謎が多く調査研究の積み重ねが必要な分野ですが、最新の発表では、外核とマントルの境界付近(マントル下部〔上画像矢印〕)に存在する特殊な岩石層に地磁気逆転の原因をみる有力な見解が示され、メカニズム解明に向け大きな期待が寄せられています。
「もう逆転が始まっている ! 早急に対策を !」
「いや、地磁気の減少は単なる一時的現象だ ! 差し迫った状況ではない !」
46 億才のアバウトな大御所に、知性豊かな面々が振り回されております。
すぐ下の地震や噴火の予知すらままならないのに、地球の中心で起こることなどそう簡単に予測できるものではないのでしょう。
「灯台もと暗し」ってわけではないですが、遥か遠い宇宙のことよりも足元を理解する方が我々にはずっと難しいのかもしれませんね。
【さらに詳しく地磁気逆転(磁場逆転)/ 2025,8,20 追記】 ※ AI(GPT-4.1)併用

地磁気逆転の基本的な仕組みや原因、私たちの生活や地球環境への影響、そしてチバニアンがなぜ注目されているのかまで、最新の研究や分かりやすい解説を通じて総合的に紹介します。
「地磁気逆転は次いつ起こるの?」「逆転が起きるとどうなるの?」といった疑問にも丁寧に答えます。

地磁気逆転とは?基本のしくみと地球の磁場の不思議

地磁気とは何か―地球の磁場の基本

地球の中心部にある液体の鉄やニッケルが動くことで、地球全体に磁場が生まれています。
この磁場は、私たちが方位磁石を使って方角を知るときにも利用されており、地球を取り巻く宇宙線や太陽風からも守ってくれる重要な役割を果たしています。
地磁気は地球の自転や内部構造と密接に関係しており、地球の生命や環境を守るバリアのような存在です。
- 地球の磁場は地球内部の金属の流れで生じる
- 方位磁石が北を指すのは地磁気のおかげ
- 宇宙線や太陽風から地球を守る役割もある
磁場逆転とは?通常の磁場との違いをわかりやすく解説

通常、方位磁石のN極は北を指しますが、逆転が起こると南を指すようになります。
この現象は数十万年から数百万年に一度のペースで自然に発生しており、地球の歴史の中で何百回も繰り返されてきました。
逆転の間は磁場が弱くなったり、複雑な状態になることもあります。
私たちの生活には普段意識されませんが、地球規模で見ると非常にダイナミックな現象です。
- 磁場逆転=N極とS極が入れ替わる
- 数十万年~数百万年に一度発生
- 逆転中は磁場が弱くなることもある
通常時 | 逆転時 |
---|---|
方位磁石は北を指す | 方位磁石は南を指す |
地磁気逆転がわかる仕組みと観測方法

マグマが冷えて固まるとき、その時代の地磁気の向きが岩石に残るため、地層を調べることで過去の磁場の向きを知ることができます。
また、海底の地殻や堆積物にも磁場の変化が記録されており、これらを分析することで地磁気逆転の時期や頻度が明らかになっています。
現代では人工衛星や地上観測網を使って、地磁気の変化をリアルタイムでモニタリングしています。
- 火山岩や堆積岩に磁場の記録が残る
- 海底の地殻にも逆転の証拠がある
- 人工衛星や地上観測で現在の磁場も監視
観測方法 | 特徴 |
---|---|
地層・岩石調査 | 過去の磁場の向きを知る |
人工衛星 | 現在の磁場の変化を観測 |
地磁気逆転はなぜ起こる?原因とそのメカニズム

地球内部の構造と磁場生成のしくみ



特に外核は液体の鉄やニッケルでできており、地球の自転によってこれらの金属が流動することで電流が発生し、地球全体に磁場が生まれます。(上【画像2】【画像3】)
この現象は「ダイナモ効果」と呼ばれ、地球の磁場の源となっています。
外核の流れが変化すると、磁場の強さや向きも変わるため、地磁気逆転のきっかけになると考えられています。
- 地球内部は内核・外核・マントル・地殻で構成
- 外核の液体金属の流れが磁場を生む
- ダイナモ効果が地磁気の源
層の名称 | 特徴 |
---|---|
内核 | 固体の鉄・ニッケル |
外核 | 液体の鉄・ニッケル、磁場生成 |
マントル | 高温の岩石層 |
地殻 | 地表を覆う薄い層 |
逆転が発生する要因:なぜ磁場は反転するのか

しかし、外核の流れが不安定になったり、地球内部の熱の動きやプレート運動(上画像)などが影響して、磁場の構造が乱れることで逆転が発生すると考えられています。
また、外部からの天体衝突や地球の自転軸の変化なども、逆転のきっかけになる可能性が指摘されています。
逆転は突然起こるのではなく、数千年から数万年かけて徐々に進行することが多いです。
- 外核の流れの乱れが主な要因
- 地球内部の熱やプレート運動も影響
- 天体衝突や自転軸の変化も可能性あり
要因 | 逆転への影響 |
---|---|
外核の流れの変化 | 磁場の構造が乱れる |
地球内部の熱移動 | 流れのパターンが変化 |
天体衝突 | 外部からの刺激で逆転誘発 |
過去の地磁気逆転の記録とパターン


逆転の間隔は一定ではなく、数十万年から数百万年ごとに起こっています。
特に有名なのは約77万年前の「松山-ブリュンヌ逆転」で、これは千葉県のチバニアン地層にも記録されています。
逆転のパターンは、急激に起こる場合もあれば、数万年かけてゆっくり進行する場合もあり、地球の内部活動の複雑さを物語っています。
- 過去5億年で数百回の逆転が確認
- 逆転の間隔は不規則
- 有名な逆転:松山-ブリュンヌ逆転(約77万年前)
逆転名 | 時期 |
---|---|
松山-ブリュンヌ逆転 | 約77万年前 |
ラシャン逆転 | 約4万1千年前(短期間) |
地磁気逆転が起きると何が起こる?影響と地球へのインパクト

生物や人類への影響―大量絶滅は本当に起きるのか

磁場が弱まることで宇宙線や太陽風が地表に届きやすくなり、DNA損傷や突然変異のリスクが高まる可能性がありますが、過去の逆転時に大量絶滅が起きた明確な証拠はありません。
人類の祖先も過去の逆転を乗り越えてきたため、逆転そのものが直接的な絶滅要因になる可能性は低いと考えられています。
- 磁場が弱まると宇宙線の影響が増加
- 大量絶滅との直接的な関連は不明
- 人類や生物は過去の逆転を生き延びてきた

地磁気逆転と気候変動・自然環境の関係

一部の研究では、磁場が弱まることで太陽からの放射線が増え、気候や生態系に影響を与える可能性が指摘されています。
しかし、過去の逆転期に大規模な気候変動が必ずしも起きていないことから、直接的な因果関係は明確ではありません。
自然環境への影響は限定的と考えられていますが、今後の研究が待たれます。
- 磁場弱体化で放射線量が増加する可能性
- 気候変動との直接的な関連は不明
- 生態系への影響も限定的とされる

私たちの生活やインフラへの影響

磁場が弱まると、太陽嵐による電磁障害が発生しやすくなり、GPSや無線通信、送電網にトラブルが生じるリスクが高まります。
ただし、逆転は数千年単位で進行するため、社会が適応する時間的余裕もあります。
今後の技術発展や対策が重要です。
- 通信・電力インフラへの影響が懸念
- 人工衛星やGPSの誤作動リスク
- 逆転はゆっくり進行するため対策可能
影響対象 | リスク内容 |
---|---|
人工衛星 | 電磁障害・誤作動 |
送電網 | 停電や機器故障 |
通信システム | ノイズや通信障害 |
地磁気逆転の歴史と地層に残された証拠

地層に記録された地磁気逆転の痕跡
マグマが冷えて固まる際、その時代の地磁気の向きが岩石に記録されるため、地層を調べることで過去の逆転を特定できます。
特に、千葉県のチバニアン地層は、約77万年前の逆転を詳細に記録しており、世界的にも貴重な証拠となっています。(上画像)
- 火山岩や堆積岩に磁場の記録が残る
- 海底地殻にも逆転の証拠がある
- チバニアン地層は世界的に重要
地球の歴史と逆転の繰り返し―過去の時期と発見

最も有名な逆転は「松山-ブリュンヌ逆転」で、これ以外にも多くの逆転が地層や岩石に記録されています。
これらの発見は、地球の内部活動や進化の歴史を解明する上で重要な手がかりとなっています。
逆転の時期や頻度は不規則で、地球のダイナミックな変化を物語っています。
- 地磁気逆転は地球史で繰り返し発生
- 松山-ブリュンヌ逆転が有名
- 逆転の記録は地球進化の手がかり
日本のチバニアンと地磁気逆転の位置づけ

⇩ アクセス 等 ⇩
この地層は、国際的な地質年代の基準地点(GSSP)に認定され、「チバニアン」という新しい地質時代名の由来となりました。
日本が世界に誇る地磁気逆転の証拠地として、地球科学の発展に大きく貢献しています。
- チバニアンは約77万年前の逆転を記録
- 国際的な地質年代の基準地点に認定
- 日本発の地質時代名として世界的に注目
チバニアンと地磁気逆転:なぜ“磁場逆転の証拠”なのか

チバニアンとは?地質年代と命名の由来


約77万年前から12万6千年前までの時代を指し、地球史の中で重要な転換点となった地磁気逆転の証拠が詳細に記録されています。
「チバニアン」という名称は「千葉の時代」という意味で、日本発の地質時代名として世界的にも大きな注目を集めています。
- チバニアンは約77万年前~12万6千年前の地質時代
- 千葉県市原市の地層が基準地点
- 日本発の地質時代名として国際的に認定
チバニアンの地層が示す磁場逆転の証拠

この地層を調べることで、当時の地磁気がどのように変化したか、逆転がどのくらいの期間で進行したかなど、詳細な情報が得られます。
特に、地層中の火山灰や堆積物に含まれる磁性鉱物が、その時代の磁場の向きを忠実に記録しているため、地磁気逆転の研究にとって非常に貴重な資料となっています。
- 松山-ブリュンヌ逆転の証拠が明確に残る
- 火山灰や堆積物の磁性鉱物が磁場の向きを記録
- 逆転の進行過程や期間も分析可能
世界的にも貴重な発見だった理由

これまで地磁気逆転の証拠は世界各地で発見されてきましたが、チバニアンほど明瞭で長期間にわたる記録は稀です。
この発見により、地球の磁場の変動や逆転のメカニズム解明が大きく進展し、地球科学の国際的な研究基盤となりました。
- 連続的かつ詳細な逆転記録が残る
- 世界的にも稀な地層
- 地球科学の研究基盤として重要
地磁気逆転は次いつ起こる?予測と今後の展望

直近の逆転予想―2025年に起こる可能性は?

地磁気逆転は数千年から数万年かけて進行するため、急激に起こることは考えにくいです。
現時点では、次の逆転がいつ起こるか正確に予測することはできませんが、今後も地磁気の変化を注意深く観測していく必要があります。
- 地磁気は現在も弱まっている
- 2025年逆転説に科学的根拠はない
- 正確な予測は困難だが観測は継続中
逆転にかかる時間と進行パターン

逆転の間は磁場が弱くなり、複数の極が現れる「多極状態」になることもあります。
過去の記録からは、逆転が急速に進む場合もあれば、途中で一時的に元に戻る「失敗逆転」も確認されています。
このように、逆転の進行パターンは非常に多様で、地球内部のダイナミックな活動を反映しています。
- 逆転は数千~数万年かけて進行
- 多極状態や失敗逆転もある
- 進行パターンは多様
進行パターン | 特徴 |
---|---|
通常逆転 | 数千~数万年で完了 |
多極状態 | 複数の極が現れる |
失敗逆転 | 途中で元に戻る |
今後の研究・解明による期待と未来



加速している北磁極の移動
・《近年、北磁極の移動速度が加速しており、一部の科学者は懸念を示している》
⇩ 気になる方は ⇩
今後は、人工衛星や地上観測網の発展により、地磁気の変化をより詳細に追跡できるようになります。
また、チバニアンのような地層研究やシミュレーション技術の進歩によって、逆転の予測精度や地球環境への影響評価も進むと期待されています。
地磁気逆転の研究は、地球の未来を考える上でも重要なテーマです。
- 人工衛星や観測網の発展で研究が進展
- 地層研究やシミュレーション技術の進歩
- 地球環境や未来予測への応用が期待
【参考動画(無音)】 1590 ~ 2020年の北磁極の移動
〖Magnetic Declination from 1590-2020〗

まとめ:地磁気逆転の謎と最新研究からわかること

チバニアンの発見によって、逆転の詳細な記録や進行パターンが明らかになりつつありますが、まだ多くの謎が残されています。
今後も観測技術や地質学の進歩によって、地磁気逆転の全貌が解明されることが期待されています。
地球のダイナミックな変化を知ることで、私たちの未来への備えや理解も深まるでしょう。
【参考動画】

〖世界不思議大全 地磁気逆転の謎〗
〖【Science News 2016】近づいている? 地磁気逆転 〗
〖緊急警告!! 地磁気逆転迫る!! MUTube(ムーチューブ)2019 年 7 月号〗
【オススメ書籍】

〖地磁気の逆転〗

〖地磁気逆転と「チバニアン」〗

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