【はじめに】
「起動電力 ?? なにそれ ??」
なんて方もきっと多いのではないでしょうか?
“消費電力” とはちがい “起動電力” についてはメーカーも積極的に公開していないため、認知度もあまり高くはないかと思われます。
が、とりあえずご説明は後にして、先に起動電力の一覧を載せておきましょう。
“起動電力” の家電別目安一覧(各 50 音順)
【消費電力 ✖ 1 倍】
- 高圧洗浄機
- コーヒーメーカー
- 炊飯器
- スマホ充電器
- テレビ
- 電気ポット
- ノートパソコン
- 白熱電球
- バルーン投光機
- ハロゲンヒーター
- ハンダゴテ
- ホットプレート
- ラジカセ
【消費電力 ✖ 1.1 ~ 2 倍】
- アイロン
- インパクトレンチ
- エアコン(インバーター式)
- 加湿器
- 釘打ち機
- サンダー
- スポットライト
- 洗濯機
- 扇風機
- 掃除機
- ディスクグラインダー
- 電気カーペット
- 電気カンナ
- 電気コタツ
- 電気ストーブ
- 電子レンジ
- 電動ドリル
- 電動ノコギリ
- ドライヤー
- ハロゲンライト
- ミキサー
【消費電力 ✖ 2.1 ~ 5 倍】
- ウインチ
- エアコン(インバーター式以外)
- エアーコンプレッサー
- かき氷機
- 水銀灯
- 水中ポンプ
- スポットクーラー
- チェーンソー
- 電動芝刈機
- ボール盤
- 冷蔵庫
※ 調査で判明したもののみの掲載です
電気製品の “起動電力” とは何か
発電機やポータブルバッテリーなど、高いものから安いものまでバラエティ豊富な予備電源(非常用電源)ですが、
「どれがいいのか分からない !」
と、頭悩ます方も多いことでしょう。
とはいえ、適当に選んで使いたい電気製品が使えなくては話しになりません。
悩みつつも、誰もが真っ先に確認するのは、やはり
「使いたい電気製品の “消費電力” に対応しているかどうか」
ではないでしょうか。
そして、この “消費電力” は、説明書なり本体なりで誰でもすぐに確認することができます。
…が、これは大きな間違いで、非常用電源を購入するにあたって、もっとも念頭に置かなくてはならないのが、“起動電力” といわれるものなのです。
“起動電力” とは、スイッチ ON の瞬間に必要な電力(エアコンのように運転が繰り返されるものは、毎回の運転開始時)のことで、電気製品によっては “消費電力” の何倍ものパワーが必要とされます。
当然そのワット数に対応した電源でなければウンともスンともいいません。
飛行機で例えるなら、ハイパワーな離陸(起動電力)と、安定した水平飛行(消費電力)のちがいみたいなもんで、離陸ができてこそ上空での水平飛行も可能となります。
同じく電気製品も、パワー MAX の “起動” ができて初めて通常運転可能になるものが多数あり、これを把握していなければ、せっかく買った非常用電源につないでも、
「なんでぇぇ~~ ?? 動か~ん !」
なんてことになってしまいます。
ただ、上で列挙したのはあくまでも目安にすぎず、個々の電気製品についての確実な “起動電力” を知るには、やはりメーカーへ直接問い合わせなければなりません。
というか、これほど大事な数値をなぜ消費電力とともに記載しないのかが謎です。
とりあえず、何かしらの電源を購入する際は、使用する電気製品の “起動電力” をすべて足し算して、それに対応したものをしっかりと選びましょう。
小さいくせに手ごわいのがドライヤー(泣)
尚、各種電気製品の “消費電力の目安” をお知りになりたい方は、以下サイトがご便利です。
【参考動画】
〖ポータブル電源で【電子レンジ】を使うなら、最低限これだけは知っておくべきこと〗
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