【ガルフストリーム】 ~女性を虜にさせるおしゃれな色とフルーティーで飲みやすい味の人気カクテル~
『この世界に飛び込んだのはこのカクテルとの出会いがきっかけなんですよ~』
まだ若い女性のバーテンさんが、小気味よくシェーカーを振りながらにこやかに言った。
目の前のグラスに手際よく注がれたそれは、まさに沖縄の海を彷彿とさせる絶妙な色合いのマリンブルーで、その名も【ガルフストリーム】。
今や良き思い出ですが、昔よく通った神戸市内にある某ショットバーでの一コマです。
ツレの女性がオーダーに迷っていたためバーテンさんに “オススメ” をお願いしたところ、すかさず作って下さったのがこの【ガルフストリーム】でした。
一口飲ませてもらうと、その味のなんと素晴らしいこと。
鮮やかなブルーの美しさだけでなく、甘み・渋み・酸味・フルーティーさ、などすべてが絶妙なバランスで、グイグイ飲めちゃうのにそれでいてアルコール感もしっかり。
女性だけでなく、男性でも一度口にすれば病みつきになるのはまちがいありません。
それ以降、ツレの女性だけでなく、ワタクシ自身もショットバーに行けば必ず一杯はオーダーする定番カクテルとなりました。
ただこれは、言い換えれば 油断大敵な “危険カクテル” ということでもあり、女性は特に注意が必要でしょう。
【ガルフストリーム】とは “海流” の名
【ガルフストリーム】という名は「メキシコ湾流」という海流(上画像参照)の名の別名ですが、“カクテル名” としてはそうメジャーでもないためご存じない方も多いのではないでしょうか。
意中の女性をショットバーに誘ってさり気なくオーダーして差し上げればあなたの株も大きく上昇 ! … かも ?
保証はしませんが…
ちなみに、このカクテルは道具と材料さえあれば初心者でも簡単に作ることができますので、ご自宅でカシャカシャと挑戦してみるってのも悪くないかもしれません。
作り方を覚え、女子会や宅飲みデートなどで作って差し上げれば一目置かれること間違いなし!
てなわけで、【ガルフストリーム】の一般的なレシピを以下に記しておきましたので是非挑戦してみて下さい。
なお、このカクテルは作り手(バーテンダー)によって味に差が出やすい(材料配分が変わりやすい)とも言われていますので、時には “口にあわない” ものに出くわすかもしれませんが、悪しからずご了承を。
【ガルフストリーム】のレシピ & 作り方
【ガルフストリーム】に使用されるグラスは上写真のような「オールドファッションドグラス」(ロックグラス)がごく一般的ですが、店によっては逆三角形の「カクテルグラス」や細長い「コリンズグラス」を使用するなどさまざまなようですので、何らこだわる必要はないかと思われます。
わざわざ買わずとも家にあるそれっぽいグラスで代用すれば十分でしょう。
たったの五種類!【ガルフストリーム】の基本レシピ
❶ ウォッカ〖30 ml〗
❷ ピーチリキュール〖20 ml〗
❸ ブルーキュラソー〖10 ml〗
❹ グレープフルーツジュース〖50 ml〗
➎ パイナップルジュース〖10 ml〗
上記材料+氷をすべてシェーカーに入れ、ほどよくカシャカシャし、ロックアイスを入れたグラスに注げば完成です。
材料とシェーカーさえあればまさにアッちゅう間。
アルコール系の 3 材料(❶ ~ ❸)は一度購入すればそれなりに長持ちしそうなので、コスパの面からもそう悪くはないのではないでしょうか。
何かの記念日などに奥様にでも作って差し上げればその夜は寝かせてもらえないかもしれません。
非常時に備え「まむしドリンク」も用意しておきましょう。
【参考動画】
〖【ガルフストリーム】作成動画 [大人の定番カクテル]ジャパンバーテンダースクール〗
【ガルフストリーム】の具体的材料(一例)
以下のアルコール系 3 材料はアサヒビール社 HP 内の「カクテルガイド」にて一例として紹介されていたものです。
迷った時はこれらにしておけば無難かもしれません。
【グレープフルーツジュース】と【パイナップルジュース】についてはご近所のコンビニやスーパーなどで簡単に購入できるかと思われますが、両者とも果汁 100% の「トロピカーナ」あたりが一般的によく利用されているようです。
各レシピの量を調整するなどして、最も自分の口に合った “オリジナル【ガルフストリーム】” を作ってみられるなどはいかがでしょうか ?
【ウォッカ】➡〖ウィルキンソン・ウォッカ 40°〗
【ピーチリキュール】➡〖ボルス ピーチ〗
【ブルーキュラソー】➡〖ボルス ブルー〗
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(記事執筆時)
おまけ(カクテルの歴史・豆知識)
“お酒に混ぜ物をする” という意味でのカクテルは、古代ローマの「ワイン」や古代エジプトの「ビール」でも見られたようですが、今風のカクテルが登場したのは製氷機が発明された 1879 年以降のこと。
発祥地アメリカより、第一次大戦 & 第二次大戦を経て世界中へと広まり今の形へとつながりました。
日本へは明治初期には伝わっていたらしく、大正時代には東京下町などのバーにて広く飲まれるようになっていたそうです。
今やカクテルの数は知られるだけでも数千種類あるといわれ、今後もその数は増え続けていくにちがいありません。
「バーテンダー」の “テンダー” とは “優しい相談者” といった意味があるそうで、ギスギスしたストレス社会の今では、増え続ける “救世酒” とあわせ、今後とも絶対に欠かすことのできぬ救世主だといえましょう。
宅飲みが主流となりつつある世の中ですが、時には静かなバーでグラスを傾けながら、素敵なバーテンさん相手にゆっくり語らうのも悪くないのではないでしょうか。
日本初のバー【神谷(かみや)バー】
日本初のバーは東京浅草に誕生した【神谷バー】で、創業はなんと明治 13 年。
現在(2022 年 8 月時点)においても変わらず営業されており、お近くに出向かれた際は “古き良きレトロな雰囲気” を味わいに是非ともお立ち寄りされてみてはいかがでしょうか ?
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