モサド最強伝説|報復暗殺ナチス狩りで有名なILスパイ組織の真実歴史とは★ 

〖ひまつぶし系記事〗
得意は暗殺 世界最強諜報機関 モサド 絶対に許さぬ ナチス戦犯 イスラエル諜報特務庁 Mossad
〖ひまつぶし系記事〗
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【はじめに】

ゴルダ・メイア首相 Wikipedia より

「必ず皆殺しになさい」

…と言ったかどうかは分かりませんが、当時のイスラエル首相、ゴルダ・メイアを筆頭とする秘密委員会はモサド(イスラエル諜報特務庁)に対しリストアップした全員の暗殺を命じました。

西ドイツのミュンヘンで起きた「ミュンヘンオリンピック事件(黒い九月事件)の報復としてです。

1972 年夏、ミュンヘンオリンピック開催中に発生したこの事件は、早朝、選手村に押し入ったパレスチナ武装組織(黒い九月)がイスラエル選手団 11 名を殺害したというもので、世界中の人々を震撼させました。

上記モサドによって実行犯やその関係者ら約 20 名が次から次へと暗殺されていったことでも有名な事件です。

旧ナチス親衛隊トップ「ハインリヒ・ヒムラー(中央のメガネの男)」以下幹部たち Wikipedia より

また、モサドの任務の一つには「ナチス狩り」、すなわち “旧ナチスドイツの逃亡戦犯者(主にユダヤ人虐殺に関わった親衛隊幹部で、上写真のような連中)を裁判にかけるため居場所を突き止めて連行する” といったものもあり、アドルフ・アイヒマン(元ナチス親衛隊中佐で、ユダヤ人の強制収容所輸送の責任者)を国交のない南米アルゼンチンで秘密裏に確保し、アルゼンチン側に気付かれることなくイスラエルの法廷に引きずり出したことでもよく知られています。

裁判の結果、当然のごとくアイヒマンには死刑判決が言い渡され、その約半年後には絞首刑が執行されました。

下写真参照:すべて Wikipedia より

ナチス親衛隊時代のアイヒマン
逃亡の際に偽名で交付された赤十字の渡航証
裁判中のアイヒマン

これら “ミュンヘンオリンピック事件の報復”“アドルフ・アイヒマンの逮捕連行” は、モサドの怖さと能力の高さを世に最も知らしめたであろう出来事ですが、アメリカの CIA(中央情報局)NSA(国家安全保障局)、イギリスの MI6(秘密情報部)などに比べればその存在はあまり知られていないのではないでしょうか。

てなわけで今回は、世界最強といわれるイスラエルのスパイ組織(諜報機関)「モサド(イスラエル諜報特務庁)の歴史やその実態等を詳しくご紹介いたしましょう。

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米 CIA をも凌ぐ世界最強スパイ組織(諜報機関)「モサド」 その 歴史・真実・秘密 とは

モサドのシンボル Wikipedia より

ご紹介する、といっても何かとベールに包まれた組織で紹介するのが難しいモサド

CIA にしろ MI6 にしろ、他国の諜報機関は一応何らかの国内法に基づいて存在しているのに対し、モサドには根拠法たるものが全くなく幽霊のごとき存在なのです。

しかしながら長官がおり、副長官もおり、首相直轄のれっきとした国家の組織でもあるのです。

現長官《ダビデ・バルネア》氏は 13 代目 (※ 本記事執筆時)

今でこそ公式 HP などが公開され、長官の顔や名もオープンにされていますが、1900 年代後半まではこれらすら秘密とされていました。

写真(モサド公式 HP より)は 2021 年 6 月 1 日に就任した第 13 代モサド長官ダビデ・バルネア氏で、副長官からの昇格。

前長官のヨシ・コーヘン氏がなかなかにイカツイ顔だっただけに、なんだか仏様のように見えてしまいます。

「スーパーの店長」とかの方が似合いそうな…

が、世界最強(恐)スパイ組織のトップです。

米 CIA をも凌ぐ 能力・強さ・怖さ

本来 “諜報機関” の活動といったものは世間に知られないのが一般的であって、前述のオリンピック事件アイヒマン逮捕の件はどちらかといえば例外中の例外。

モサドが介入したとされるほとんどの事件は、その証拠を残すことなく秘密裏に完遂したとされています。

頭脳とハイテクを駆使した情報収集能力や、精度の高い徹底した工作活動は世界最大の諜報機関 CIA をも凌ぐといわれており、まさに世界最強。

モサド局員の数は明らかにはされていませんが、1500 ~ 2000 人程度であろうといわれており、これは CIA 局員の約 1/10 程度。

ただ人口比率からすればこの数はかなり多く、いかにイスラエルという国が “諜報” といったものを重要視しているかってことがこうした数字からも見て取れます。

アメリカやイギリスなどに比べ、中東の小さな一国がなぜ世界最強とまでいわれるスパイ組織(諜報機関)を作り上げ、それを堅持しているのか…

てなわけで、モサドを語るにあたって、まずは「イスラエル」という国家について軽く触れておきましょう。

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異色の新興国家「イスラエル」ってどんな国?

シリア、パレスチナ、空爆…etc

「イスラエル」といえば国際ニュースを何かとお騒がせする国家なので名前だけはどなたもご存知でしょう。

最近ではコロナの検査キット 10 万人分をモサド経由でどこぞの国からこっそり入手したとしても話題になりました。

そう、モサドはお国のためならこうしたこともやってのけるのです。

このイスラエル、有名ながらも “国家” として成立したのは 1948 年のことで人口もたったの 900 万人程度

そこに至るまでの歴史なり経緯なりを記せばワケわからんくなるので割愛しますが、とりあえず国民の多くはユダヤ人で、紀元前より戦争だの宗教だのに翻弄され続けたあげく、ようやく近年になってひとつの国家となりえました。

それゆえに国民一人一人の愛国心たるやハンパないものがあるのかもしれません。

イスラエルの首都は一応、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、の聖地であるエルサレムとされてはいますが、経済や技術の中心地として実質的に首都機能を持つのはテルアビブ(画像参照:外務省 HP より)

宗教色プンプンのエルサレムとは違って、近代都市テルアビブにはお洒落なショップや高層ビルがズラリと建ち並び一年中観光客などで賑わっているそうです。

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秘密組織「モサド」創設の歴史的背景

世界にはイスラエルを国家として認めず国交のない国もそれなりに存在しますが、日本はというと、いち早く承認したアメリカに続き 1952 年にはイスラエルを国家として承認し、東京には公使館(のち大使館に昇格)も開設されました。

反面イスラエルの隣近所(主に中東)などでは、反ユダヤ思想や歴史的経緯などからイスラエルやユダヤ人を敵視する国も多く、国家も国民も常に危険と隣り合わせの状況に置かれています。

大洋に守られたアメリカやイギリスと違って、イスラエルは絶えず周囲の動向にピリピリしておかなければならないのです。

そうした中で、“自国を守り自国民を守る” ためには敵対勢力の考えていることややろうとしていることを一早く察知し、それが自国や自国民を害するものであるならば即座にその手立てを講じなければなりません。

そのような背景から、イスラエルではどの国よりも “諜報” といったものが重視されるようになり、それに相応しい最高レベルの人員を選抜して “世界最強” といわれるまでのスパイ組織(諜報機関)「モサド」を誕生させるに至りました。

その任務には秘密裏に “暗殺” することも含まれ、モサドが関与したであろうとされる不審死は世界各地に数多く存在します。

モサドの秘密工作? …かもな有名な列車爆発事故(事件⁇)

代表的なものとしては 2004 年 4 月に発生した北朝鮮龍川駅(写真参照:Wikipedia より)での列車爆発事故。

これは表向き “作業員の操作ミスによる列車同士の衝突” によるものとされていますが、161 名の死者の中にはシリアの核技術者 12 名も含まれており、モサドの工作によるものでは… ともいわれています。

ちなみに、現在イスラエルが最も警戒している国は、やはり急速に核開発を推し進めているイランでしょう。

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モサドの内部組織と欠かせぬ協力者「サヤン」 なんとモサド局員にすら知らされぬ超秘密部署も⁉

モサドの本部所在地も当然公開などはされていませんが、ある筋の話からテルアビブの郊外に存在するのは確実なようです。

施設は広大ながらも外部からそれを窺わせるものなどは一切なく、シロウト目にはまず分からないとか。

モサド長官の下には 2 名の副長官がいて、「行政管理」の部門と「作戦関係」の部門とをそれぞれが統括しています。

“殺しのライセンス” を持っているとはいえ、モサドモサド局員が独自の判断で “殺し” を行うことはなく、首相が議長を務める「X 委員会」で承認された人物のみが暗殺の対象とされます。

そして、モサド局員が証拠を残さず速やかに事を成し遂げるためには、世界各地に散らばったユダヤ人協力者「サヤン」の存在が欠かせません。

現地に溶け込んであらゆる職業に就いているサヤンは、それぞれの立場から必要な情報や物資をモサドに提供し、たとえ違法であってもできうる限りの協力を惜しまないんだそうです。

実費以外報酬も受け取らないんだとか。

世界最強たるゆえんはこういったバックグラウンドにもあるのでしょう。

ホントにある? 超秘密部署「AL(アル)」

何かと秘密のベールに包まれたモサドですが、驚くことに「AL(アル)といった超秘密部署も存在するそうです。

アメリカ国内で何らかの活動をしているようですが、多くの局員はその存在だけは知っているものの、活動内容についてはまったく知らされていないんだそうです。

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採用は超狭き門⁉ モサド局員(エージェント)について

ほとんどの国では諜報部員を使い捨ての “駒” のごとく扱うのに対し、イスラエルではモサド局員を家族同様大切に扱うといわれています。

敵に捕まっても絶対に見捨てるようなことはなく、場合によっては死体になった局員を取り返すため、生きている人質と交換するケースすらあるんだとか…

こういった姿勢が局員一人一人からの信頼と忠誠を生み、最高のエージェントが育まれる土台ともなっているようです。

企業経営者は見習うべし。

そしてそのメインエージェントとなるためには…

自らの志願で採用されることはなく、やはり相当な狭き門のようです。

「チェスで例えれば、少なくとも 10 手先まで読めるくらいの頭脳がなければエージェントとなる資格はない」

とは第 3 代モサド長官メイヤー・アミットの言。

また、頭さえ良ければいいというものでもなく、モサドの場合「スポッター」と呼ばれるスカウトマンが何人かいて、まずは第三者の推薦等で「これは」と思った人物を選抜し、その身辺調査を何年もかけて行うとされています。

社交性、思想、マナー、運動神経、性癖… などなどあらゆる面を徹底的に調べ上げ、これらをクリアすることによって初めて “スカウト” に至るそうです。

とはいえ本人に

「いやっス」

と言われればそれでおしまいで、スカウトマンのプレッシャーたるや察するに余りあります。

ちなみに、その他諸々の職種についてはモサドの公式 HP で広く募集しているようです。

上の〖モサド公式 HP〗ですが、貼り付けた後、興味津々あれやこれやを見回していたら突如アクセスできなくなりました。
むやみやたらにアクセスしない方がいいのかもしれません。
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最後に

どうしても血生臭いイメージばかりが先行しがちなモサドですが、別名「地下の外務省」などともいわれていて、表向きは敵対していたり国交を持たない国とイスラエルとを水面下で取り繕う役も彼らは担っています。

隣国のエジプトヨルダンとの友好な関係も、モサドエージェントの目に見えぬ尽力により築かれたものなんだとか。

今のところ日本は友好関係を保っているのでひとまずは安心でしょうが、“敵” に回すと恐ろしいイスラエル…

“暗殺” であれ何であれ、彼らの活動の根っこにあるものは母国への比類なき愛国心。

「日本人で愛国心や愛社精神のある人なんていったいどれくらいいるんだろう…」

と、この記事を記しながらふと考えさせられたりもしました。

“魚心” あってこその “水心” です。










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【オススメ映画】 有名な「ミュンヘン五輪事件」の報復・暗殺&ナチス狩りがよくわかる★

モサド絡みの有名な事件は映画にもなっております。

特に「ミュンヘン」スピルバーグが製作したものでご覧になられてない方は必見 !

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【映画予告】

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アナトミアン

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